奉納演武会などをすると、案内状などを出す。
案内状を若い人間達に作らせると、意外に出来ない人間が多い。
やった事が無いのだからしょうがないのだが・・・
私の場合、国士舘大学の応援団時代にこういう事を学んだ。
学んだというよりも、叩き込まれた。
入学して五月に新入生歓迎式典が催される。
一年生は二年生から言われて、新入生歓迎式典の準備を全てしなければならない。
まずは案内状の作成である。
「拝啓」「謹啓」から始まるその文章は初めての事で、物凄く良い勉強になった。
国士舘では「押忍 拝啓」から始まり「押忍 敬具」で締める(笑)
式次第も自分達で書いていた。
「四方同席」などは初め意味が分からなかった(笑)
「芳名録」を買ってこいと言われるが、「芳名録」の意味さえ分からなかった(笑)
案内状を持ち、各大学の応援団を小まめに回る。
早稲田大学に行った時に「右翼」も「左翼」も一緒になっているのに驚いた覚えがある。
こういう事は若い人達は進んでやらなければならない。
やった方が自分の為になる。
話は変わるが、年賀状などにしてもそうである。
年賀状の文章も決まっていた。
一年生から書き始めて毎年出すが、先輩達からは全然帰ってこない(笑)
OBになり、帰ってこないからそろそろ出すのはいいかな、と思っていたところ、久しぶりに先輩に会うと「いつも年賀状ありがとう。」と言われる。
ちゃんと見ているんだな、と納得したものだった。
先生に当たる人には「先生」の宛名で出す。
「様」で出して怒られた時がある。
こういう事はやらなければ分からないが、最近の若い人はあまりしないのか?
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